AIイラスト自動生成ツールの登場により、誰でも手軽に高品質な画像を作成できるようになりました。
本記事では、2024年最新の日本語対応で無料利用可能なAIイラスト自動生成サイトをBEST5形式で紹介します。
各サイトの特徴や料金体系、注意点などを詳しく解説するので、自分に合ったサイトを見つけて創作活動を楽しんでください。
画像生成AIの概要
画像生成AIとは、ユーザーが言葉や文章で表現したイメージや要素をもとに、AI技術を活用して自動的に画像やイラストを生み出すシステムのことです。
この技術により、絵を描くスキルがなくても、簡単にイラストを作成することが可能になりました。また、ビジネスにおいても、低コストで大量の画像を利用できるようになりました(ただし、商用利用には一部制限があります)。
ではどうやって画像を生成するのか?
これは、ユーザーが指定した条件や指示(プロンプト)に基づいて、写真やイラスト、絵画のような画像を作り出すことができます。
画像生成AIの発展
画像生成AIは、特にディープラーニングの進歩により飛躍的に進化してきました。
テキストや既存の画像を入力として与えることで、まったく新しい視覚コンテンツを驚くほど高速に生成する能力を持っています。
この技術の登場は、アーティスト、グラフィックデザイナー、広告クリエイターなどのクリエイティブな分野に大きな影響を与えました。
画像生成AIの機能と仕組み
画像生成AIとは、ユーザーが入力した単語や文章をもとに、そのイメージに合致する写真やイラストを自動的に生成してくれるサービスです。
膨大な画像、イラスト、絵画に関するデータがデータベースに蓄積されており、そのデータを基に、指定されたキーワードに合致するものを選び出し、ユーザーの要望により近づくよう調整を加えて、写真やイラストを出力します。
様々な条件に対応可能
画像生成AIは、現在非常に高度なレベルに達していると言えます。
例えば、「森の中にある湖を背景に、木の橋を渡る動物達、空には鳥が飛んでいる」といった複雑で具体的なリクエストにも、的確に応えることができます。
画像生成AIでは、被写体だけでなく、場所や状況、アングルなどの細かい指定が可能です。リクエストが具体的であるほど、ユーザーの望む通りの写真や画像を生成しやすくなります。
イラストやアニメ風の画像も作成可能
文章や言葉で表現したい状況を伝えることを「プロンプト」と呼びます。
プロンプトのみを入力した場合、通常は写真のような画像が生成されます。
一方、イラストやアニメ風の画像が欲しい場合は、画風について指定を加えると良いでしょう。
例えば、「イラスト風」「アニメ風」「絵画風」といったように、希望するテイストを伝えることで、それに合わせた画風の画像を作成してくれます。
このように、画風まで指定できるのは、画像生成AIの高い技術力の表れと言えるでしょう。
学習によるカスタマイズ
AIには学習能力があるため、ユーザーが求める画像のイメージをAIに読み込ませることで、より要望に沿った絵を出力できます。
例えば、ライオンの画像や写真が必要な場合、様々なライオンの画像をAIに学習させることで、複雑で詳細な要求にも対応可能になります。
AIが学習した内容を基に、ユーザーの要望通りの画像を生成してくれるのです。
無料でAI画像を自動生成してくれるサイトBEST3
AI画像生成の進化はとても早く、様々なツールがリリースし続けています。
当初は英語でないと上手くAIが理解出来なかった画像生成技術ですが、日本語対応しているAIツールも多く出てきました。
利用料についても少し前は無料で使えていても、今では有料になってしまっていたりと常にAI画像生成ツールのルールを知っておかなければなりません。
2024年10月現在で日本語で入力出来て、無料で使えるAI画像生成ツールをご紹介します!
第1位:多機能なAIイラスト生成サイト「Canva」
様々なイラスト生成サイトの中で、特におすすめなのがCanvaです。
Canvaはブラウザ上で動画編集や画像編集などができるサイトであり、AI画像生成機能も備えています。
多彩な機能が揃っているため、1つのサイトで作業をまとめたい方に最適です。また、CanvaのAIイラスト自動生成機能はスマートフォンアプリでも利用可能で、iPhoneやAndroidでAI画像を作成したい方にもぴったりです。水彩画やフィルム調、ネオンや色鉛筆など、様々なイメージスタイルに対応したAI画像を生成できます。
最近ですとOpenAIが提供する「DALL・E」が使えるようになりました。
その他、CanvaではAI画像生成のアプリや機能が使えます。
ImagenはGoogle Cloudが提供しています。
Canva内のAI画像生成ツールを無料で使える回数は、以下の通りです。
・DALL・E 月6回まで
・マジック生成 月50枚まで
・Imagen 月6回まで
料金 | 年額 | 月額 |
Canva Free | 無料 | 無料 |
Canva Pro(個人向け) | 11,800円 | 1,180円 |
Canva for Teams(チーム向け) | 15,000円/1人当たり | 1,500円/1人当たり |
●CanvaのDALL-Eで作った画像sample
画像はJPEGやPNGでダウンロードすることが可能です。透かしは入りません。
第2位:Bing AI Chatからも利用可能な「Bing Image Creator」
Bing Image CreatorはMicrosoftによる画像生成AIで、日本語にも対応しています。
画像生成AIモデルであるDALL·E 3が搭載されたサービスです。
Bing AI Chatからも利用でき、チャット中に画像を作成してもらうことも可能です。
利用自体が無料なので、できる限りコストを抑えてAIイラストや画像を生成したい方におすすめです。ただし、現在は個人の非商業目的のみ使用可能なため、その点に注意が必要です。
利用を開始するには、Microsoftのアカウント(無料)が必要ですので、事前に作成をしておきましょう。
料金 | オプション機能(課金不可) |
無料 | ・画像生成の速度を上げる「ブースト」機能 ・初回のユーザーには25個のブーストが与えられる ・毎日補充されるので、使い切ってしまった場合は、回復を待つ必要がある。 |
●Bing Image Creator(DALL-E3モデル)で作った画像sample
生成した画像をダウンロードしました。
透かしは入りませんが、画像ファイルの拡張子がJFIFですので、JPEGやPNGに変換する必要があります。
第3位:Bing AI Chatからも利用可能な「Adobe Firefly」
Adobe Firefly(アドビファイアフライ)は、クリエイティブなプロジェクトを効率的に進めるためのツールです。
生成AIツールです。テキストから画像生成、塗りつぶし、テキスト効果作成など多機能で、直感的に操作できます。
他のAdobeツールとも連携し、高品質コンテンツを短時間で制作可能。商用利用や無料利用もでき、使用権限のあるユーザーのみ生成クレジットを使用できます。
料金 | 詳細 |
Adobe Firefly無料プラン | ・毎月25の生成クレジットが付与される ・月間利用上限に達した場合は、次月まで待つか、有料プランに切り替えてください。 ・ダウンロードした画像に透かしが入る |
Adobe Fireflyプレミアムプラン | ・料金:680円/月 ・毎月100の生成クレジットが付与される ・ダウンロードした画像に透かしが入らない |
●Adobe Fireflyで作った画像sample
※出来上がった画像をダウンロードをすると左下に透かしが入ります。
画像生成AIツールを使う上での注意点
画像生成AIツールは、誰でも手軽にイラストを作成できる便利なツールです。
しかし、使用する前にいくつか重要な注意点を理解し、適切に対処することが大切です。
利用規約はAIツールによりそれぞれ違いますので、使用する前に必ず確認しましょう。
特に気をつけたいのは、料金体系の確認、利用規約のしっかりとした読み込み、商用利用の可否の確認、そして著作権への配慮です。
これらの点に注意し、各社が定めているルールを守って正しく使用すれば、画像生成AIツールを安全に使えるようになります。
画像生成AIはプロンプトにより、クリエイティブな活動を手助けしてくれます。
イラストが描けない方でも、自由にイラストを作成できるようになります。ただし、注意点を無視してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そのため、画像生成AIツールを利用する際は、一度立ち止まって注意点をチェックすることが重要です。
そうすることで、安心して魅力的なイラストを作成することができるのです。
利用規約の確認は必須
AIツールを使用する際は、利用規約のチェックが欠かせません。
ついつい確認を怠りがちな利用規約ですが、ツールの使用方法、禁止事項、データの取り扱いなどの重要な情報が記載されているためです。規約を読まずに利用すると、意図せずルール違反を犯す可能性があります。
特に、生成されたデータの保存方法や第三者への提供に関する条項には注意が必要です。
規約の内容を理解し、遵守することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
商用利用の可否を確認
画像生成AIツールを商業目的で使用する場合、そのツールが商用利用を許可しているか必ず確認しましょう。
無料プランでは商用利用が制限されている事が多々あります。
有料プランにすることで、商用利用が出来るように許可されています。
商用利用の可否を事前に確認せずに使用すると、法的問題に発展するリスクがありますので、必ず事前に確認する必要があります。
特にビジネスでの活用を検討している場合は、必ずAIツールを使用する前に商用利用の条件を確認する必要があります。リスクを回避するためにも適切な使用許可を取得してください。
著作権への配慮
画像生成AIツールで作成した画像の著作権についても、注意が必要です。
ツールによっては、生成された画像の著作権がツール提供者に帰属する場合があります。
画像を自由に使用できるものの、著作者が定めているルールが定められている場合があります。
その場合は、ルールにのっとり著作権表示が必要な場合もあります。
また、ツールによっては、マンガのキャラクターなどが著作権を無視して生成できてしまう場合もあります。
その場合、他人の著作権侵害となってしまうため注意が必要です。著作権に関するルールを十分に理解し、正しく利用しましょう。
まとめ
AIイラスト自動生成ツールは、誰でも手軽に高品質な画像を作成できる画期的なサービスです。
ただし、利用する際は料金体系や利用規約、商用利用の可否、著作権などの注意点を十分に確認することが重要です。
適切な使い方をすれば、デザインを制作する効率化やコスト削減に役立ちます。
AIの力を借りて、クリエイティビティを存分に発揮してみてください。