在宅ワーク

動画編集用パソコンの失敗しない選び方!初心者でもわかる6つのポイント解説

動画編集の需要が高まる中、パソコン選びで悩む方も増えています。
動画編集用のパソコンは一般的な用途より高いスペックが求められるため、慎重な選択が必要です

本記事では、動画編集に必要な6つのスペックと、予算を抑えるための3つの購入方法をご紹介します。
CPUやメモリといった専門的な用語も、初心者の方にも分かりやすく解説しています。YouTubeやSNS用の動画編集を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

動画編集向けノートパソコンの選び方
6つの大切なポイント

動画編集用のパソコンを選ぶのに迷っていませんか?
あきまるも動画編集を行っていく上で、どんなパソコンがいいのか?全く分かりませんでした。
今回は、パソコンに詳しくない方でも分かるように、大切な6つのポイントをご説明します。

・パソコンの頭脳となる性能
・データを一時的に保存する容量
・映像処理の性能
・動画を保存できる容量
・画面の大きさと見やすさ
・コンセントなしで使える時間

1.パソコンの頭脳となる性能

動画編集を気持ちよく進めるために、最も大切なのがパソコンの頭脳の性能です。
この部品は「CPU」と呼ばれ、動画編集の作業スピードを決める重要な要素となります

現在販売されているノートパソコンには、主に2種類の頭脳が使われています。

・インテル社の「Core i(コアアイ)」シリーズ
・AMD社の「Ryzen(ライゼン)」シリーズ

型番の見方はとても簡単です。
例えば「Core i5」や「Core i7」のように、数字が大きくなるほど性能が良くなります。

動画編集を楽しむなら、Core iシリーズかRyzenシリーズの「5」以上のものを選ぶとよいですね。
ただし、性能が良くなるほど値段も高くなりますので、要注意です。
ご自身の予算に合わせて選ぶことが大切です。

パソコンの頭脳の性能は、以下の3つで決まります。

・同時に処理できる作業の数
・一度にこなせる仕事の量
・1秒間に計算できる回数

型番を見るときは「Core i5」や「Ryzen 5」以上のものを探してみましょう。
数字が「7」や「9」のものは、より複雑な動画編集も快適に行えます。

2.パソコンの作業スペース(メモリ)の大きさ

パソコンの性能を左右する2つ目のポイントは、作業スペースの大きさです。
この作業スペースは「メモリ」と呼ばれ、数値が大きいほど複数の作業をスムーズに進められます

メモリは次のような役割を果たします:

・編集中の動画を一時的に保管
・使用中のソフトを快適に動かす
・複数の作業を同時に行える

動画編集に必要なメモリの大きさは以下の通りです:

編集の種類必要なメモリ容量向いている作業
基本的な編集8GB簡単なカット編集や字幕付け
本格的な編集16GB以上エフェクトや音楽を多用する編集

大切なポイントとして、メモリを後から増やせるかどうかも確認しましょう。
最近の薄いノートパソコンは、部品の追加ができない場合が多いためです。

メモリ容量の選び方のコツ:

・はじめは8GBでも十分です
・編集作業に慣れてきたら16GB以上がおすすめ
・将来の増設を考えるなら、可能なモデルを選びましょう
・予算に余裕があれば、最初から16GBがベスト

このように、自分の編集作業のレベルに合わせて選ぶことで、快適な作業環境を整えることができます。

3.映像処理の性能(GPU)について

動画編集の作業スピードを大きく左右する3つ目のポイントが映像処理の性能です。
この部品は「GPU」と呼ばれ、動画の変換や書き出しを担当する重要な役割を果たします

GPUには2種類のタイプがあります:

GPUの種類特徴向いている用途
パソコンの頭脳に含まれるタイプ価格が安い、基本的な編集ができる簡単な動画編集、YouTube用の短い動画
独立して付いているタイプ性能が高い、編集が速い本格的な動画編集、長時間の動画制作

本格的に動画編集を楽しみたい方には、独立したGPUが付いているパソコンがおすすめです。

これらのGPUが搭載されたノートパソコンなら、次のような利点があります:

・動画の書き出しが速い
・編集作業がスムーズ
・複雑な効果も快適に使える
・大きな動画ファイルも扱いやすい

ただし、独立したGPUが付いているパソコンは値段が高くなりやすいので、予算と相談しながら選びましょう。
はじめは基本的な編集から始めて、上達に合わせてグレードアップするのも良い方法です。

4.データの保存場所(ストレージ)について

動画編集の4つ目の重要ポイントは、データを保存する場所の選び方です。
保存場所には「SSD」と「HDD」という2種類があり、それぞれ特徴が異なります

保存装置の特徴を分かりやすく比較してみましょう:

特徴SSDHDD
動作速度とても速いやや遅い
落としても大丈夫?強い弱い
値段高め安め
音の大きさ静か少しうるさい

動画編集に必要な保存容量の目安:
・初心者の方:256GB
・趣味で楽しむ方:512GB
・本格的に取り組む方:1TB(1000GB)以上

保存容量の選び方のポイント:
・動画ファイルは意外と大きいので、余裕を持った容量がおすすめ
・編集中の動画が増えると、すぐに容量がいっぱいになります
・最低でも512GB以上を選ぶと安心です

賢い選び方として、2つの保存場所を組み合わせる方法もあります:
・SSD:パソコンの基本機能と編集ソフトを入れる
・HDD:完成した動画や素材を保存する

このように使い分けることで、速度と容量の両方を確保できます。
ただし、予算に余裕がある場合は、全体をSSDにすることで最も快適な環境が整います。

余談ですが、ストレージが不足してしまった場合は、パソコンを新たに買い替えるのではなく、外付けのHDDやSSDを付けるのも良いですね。

5.画面の大きさと見やすさについて

動画編集の5つ目のポイントは、作業がしやすい画面選びです。
パソコンの画面は大きさと細かさの2つの要素で選ぶことが大切です

画面の大きさによる特徴を比較してみましょう:

画面サイズメリットデメリットおすすめの用途
14インチ以下持ち運びやすい作業がやや窮屈外出先での編集作業
15インチ以上作業がしやすいやや重たい本格的な動画編集

画面の細かさ(解像度)の選び方:
・フルHD(1920×1080):標準的な動画編集に適しています
・4K(3840×2160):より細かい編集作業が可能です

快適な動画編集のための画面選びのポイント:
・基本は15インチ以上がおすすめ
・持ち運びが多い場合は14インチも検討
・画面が小さすぎると高性能な部品が入っていない場合も
・細かい作業が多い場合は4K画面が便利

画面選びで気をつけたい点:
・動画編集は画面が大きいほど作業がしやすい
・細かい画面なら長時間の作業でも目が疲れにくい
・外付けの画面を追加することもできます
・予算に余裕があれば4K画面がベスト

このように、自分の使い方に合わせて画面の大きさと細かさを選ぶことで、快適な編集環境を整えることができます。
動画編集はパソコンがあれば何処でも作業をすることが可能ですが、持ち運びするパソコンが大きいと不便になります。
予算にもよりますが、在宅用と外出用のそれぞれを準備するとより作業の環境が良くなりますね。

6.バッテリーの持続時間について

動画編集用パソコンを選ぶ最後のポイントは、充電なしで使える時間です。
外出先での作業が多い方は、バッテリーの持続時間が8時間以上のモデルを選ぶことをおすすめします

バッテリー持続時間の目安:

使用環境必要な持続時間向いている使い方
自宅中心4時間程度コンセントの近くで作業
外出あり8時間以上カフェや移動中の編集
外出中心10時間以上一日中外での作業

動画編集時のバッテリー消費が早い理由:
・複数のソフトを同時に使う
・動画の再生に電力を使う
・処理能力の高い部品を使用
・画面を明るく使用する

バッテリー選びのポイント:
・メーカーが公表する時間より実際は短くなりやすい
・性能が高いほど電力を多く使う
・予備のバッテリーが使えるか確認する
・充電器は必ず持ち歩く

使用環境別のアドバイス:
・在宅ワーク:バッテリー時間は重視しなくてOK
・カフェ作業:8時間以上が安心
・出張が多い:10時間以上がベスト
・学生さん:授業と作業で8時間以上が便利

このように、自分の作業スタイルに合わせてバッテリー持続時間を選ぶことで、快適な編集環境を整えることができます。

パソコン選びにおいて、バッテリー持続時間は軽視されがちですが、特に外出先で作業が多い場合は、チェックしたい項目ですね。

編集作業をすると実感すると思いますが、やはりパソコンの処理能力が遅いと気持ち的にもイライラしてしまいますし、時間もかかります。
時給単価を上げていく上で、パソコンの処理能力はお金に直結する部分ですので、購入後に後悔しないためにもスペック部分はとても重要な部分になります。

動画編集用パソコンを賢く購入する3つの方法

予算を抑えながら動画編集に適したパソコンを手に入れる方法をご紹介します。
必要なスペックを確保しつつ、賢く購入することで初期費用を抑えることが可能です

1.中古パソコンを活用する

中古パソコンには以下のようなメリットがあります:
・新品の半額程度で購入可能
・高性能モデルが手の届く価格に
・保証付きの安心な販売店もある

中古パソコンを選ぶポイント:
・大手販売店を利用する
・保証期間を確認する
・バッテリーの状態を確認
・傷や汚れをチェック

2.デスクトップパソコンを検討する

特徴デスクトップノートパソコン
価格安いやや高い
性能高い普通
持ち運び不可可能
部品交換簡単難しい

デスクトップ向きな方:
・自宅で集中して編集する
・性能重視で予算を抑えたい
・将来の部品交換も考える

3.パソコン専門店を活用する(オンラインショップ含む)

お得に購入できるポイント:
・展示品セールの利用
・型落ちモデルの購入
・キャンペーン時期を狙う
・メーカー直営店の活用
・セット販売の活用

注意点:
・必要最低限のスペックは確保する
・保証内容をしっかり確認
・サポート体制を確認する
・将来の使用目的も考慮する

このように、購入方法を工夫することで、予算を抑えながら目的に合ったパソコンを入手することができます。

ちなみにあきまるは最低限のスペックでAmazonから中古パソコンを購入しました。
自分の技術や仕事量が増える時になったらパソコンの買い替えを行ってきました。

まとめ

動画編集用のパソコンを選ぶ際は、6つの重要なスペックと購入方法を押さえることがポイントです。特にCPU、メモリ、GPUは動画編集の快適さを左右する重要な要素となります

初心者の方向けの基本スペック:

・CPU:Core i5/Ryzen 5以上
・メモリ:8GB以上
・GPU:独立型が望ましい
・ストレージ:512GB以上(SSD推奨)
・画面:15インチ以上
・バッテリー:8時間以上

予算に応じて、中古パソコンの活用やデスクトップパソコンの検討も視野に入れると、より賢い選択が可能です。
ご自身の用途や予算に合わせて、最適なパソコンを見つけてください。

ABOUT ME
あきまる
40代起業女子。起業歴3年目。コーチング業の傍らSNS運用代行も始めました! 旅行大好き!フットワークは軽めです♪